ヨツバサイクル×トライアル

2016年に日本で誕生した自転車ブランド「ヨツバサイクル」をもとに
自転車遊びの楽しさを子供達に!というメーカーコンセプトにのっかり
更にもっともっと自転車遊びを追及した「トライアルバイク」(自転車)を作ってみました。

トライアルという競技は、セクションと呼ばれるコース内にいくつかの障害物があり
そこを如何に足をつかず決められた時間内にコースアウト出来るかというルールがあります。

競技をやるやらないは別として、ゲーム感覚で自転車を操作出来るようになると、
もっと違う楽しみ方が出来るのではないかと考えました。

まずはお父さんと地面に足を着かないようバランスを競いあったり、ラインを2本引いて
その枠から出ないよう走行したり、ちょっとした丘を上ってみたりなど、
子供達との会話だけではないコミュニケーションにもなると思っています。

今回は16インチヨツバサイクルを元にトライアル自転車に改造しています。
まずは子供の脚力でも低めの丘やコブを上りやすくする為に、ギア比を軽くしました。
元々32T-18Tというギア比設定になっています。
4~6才ぐらい子供がシートに座って平坦な道を走るにはちょうど良いギア比です。

このギア比から16T-16Tに変更してます。
1:1の割合となっています。このギア比によりスピードは余り出ませんが
山やコブを上りやすくすることが出来ます。

少し高度なテクニックを身につける場合にもこのギア比というのとても大事です。
例えば、前輪を浮かせて段差を越えるという練習にも軽いギアだと楽になります。

ただ、この自転車はトライアル専用車ではないので、激しく岩や壁に突っ込んでいったり
やや高めのところを下りたりしないようお願い致します。
フレームやフォーク・パーツなどの破損や怪我の原因にもなる恐れがあります。

シートも小さめのプラスチック製サドルを用意してます。
座って漕ぐ練習もありですが、少し目線を高くしていわゆる「立ち漕ぎ」で乗ると
しっかりペダルを踏むという動作と、左右のバランス感覚が養われます。
付属のサドルだと座席位置が高い為、ペダルの上に立った時にお尻に当たりそうになり
余計にバランスが取り辛くなります。
シートチューブもギリギリまでカットし、出来るだけ座席位置を低くく出来るように施しています。

前タイヤを16×2.125から16×1.75に交換してます。
少しでも前周りを軽くする事により、前輪を持ち上げやすくなります。

ブレーキはVブレーキですので、子供の握力もでも十分な制動力があります。

Fフォークはアルミフォークなのでとても軽いです。
KIDSバイクにアルミフォークが装着するのはとても珍しいです。

今回、後輪駆動から通称フロントフリー(前輪駆動ではありません)クランク部分にフリーギア(108ノッチ)を装着してます。
出来るだけ重たい部品を中心に持って来て前後のバランスを考えています。
通常一般的な自転車はリアフリーギアになっています。
走行中、漕ぐのを止めるともちろんチェーンは回りません。
しかしフロントフリーにすると、走行中漕ぐことをやめた場合もチェーンはグルグルと回ります。
ひらひらとした長ズボンやロングスカート等で乗ると、ギアに巻き込む可能性があります。
とても危険です。

このバイクに乗る場合は、必ず半ズボン又は長ズボンの場合は裾を膝近くまで捲る、または裾バンドなどを巻いて
巻き込まないように注意する、スカートでは乗らない!これは必ず守って下さい。
あと、出来るだけ親同伴で遊んで下さいね。

重量:6.91kg(ペダル含む)

詳細はお問い合わせください。
お待ちしております。

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