トライアルブランドCOMAS （コマス）から発売されたシマノ用ディスクパッドのご紹介です。
シマノ製のブレーキはMTB/ロードバイクといった多くのスポーツバイクに使用されてる
メーカーであることはご存知かと思います。ブレーキと言えどもクロスカントリー用、
ダウンヒル用、シティ用など使用目的でブレーキの構造や材質などを変え、
様々や用途に対応出来るよう作られています。また、一般ユーザーの事も考慮したうえでメンテナス性にも優れ、またリーズナブル価格帯で販売されてるのも人気の一つだと考えられます。
ただ、トライアルでは使用頻度が少なく、他社ブランドのブレーキを使用する事が多いような気がします。
実際、私の周りでもシマノ製のブレーキは少ないですし。
ではなぜ、シマノ製のブレーキが使用されにくいのか、単刀直入に言うとブレーキの利きが弱いからです。
シマノのブレーキパッドはトライアル用に開発された訳ではなく、ざっくり説明すると
ディスクローターとパッドの摩擦に招じる「摩擦熱」にして大気中に放出することで車輪を
減速しています。シマノを含む 一般的なディスクパッドは 吸熱や放熱性を考えた素材に
なってます。 トライアルの場合だとそこまで摩擦熱が招じることもないのですよね。
どちらかというと、ブレーキレバーをギュッと握って力任せで摩擦力をあたえ
ブレーキをかけるというやり方だと思います。
昨年からJITSIEサイクル部門に携わっていたダニ・コマスがバイシクルトライアルの
独自ブランド「COMAS」を立ち上げコンプリートバイクを発売しました。
COMASの完成車にはなんとシマノ製のブレーキが装着され、少しでも多くの方々に
乗って欲しいという心意気もあるのでしょう。抑えるとこは抑えて出来るだけお求めやすい
価格帯で発売したかったんだと思います。でもなぜにシマノ製のブレーキを装着したのか！？
それはCOMASからトライアルに適したシマノ用のブレーキパットを開発したからです。
パッドの成分は詳しくは分かりませんが、金属成分とその他の成分で作られた
ハイブリッド素材の様です。
ベースプレートは「銅」を使用されています。柔らかめの素材にする事で
キャリパーピストンに合わせて変形し、ピストンにしっかりフィットすることにより
制動力をアップすることが出来るのです。実際に使用しましたが、
シマノ純正のノーマルパッドとは比べものにならないくらいしっかり利いてくれます。
雨の日にも試してみましたが、十分な制動力を発揮してくれます。
これなら文句のつけようがないと確信しました。
トライアルで多くのライダーに信頼されるHOPE社のTRIALZONE（TECH3×TRZONE）
と比較すれば劣るとこもあるかと思います。
シマノはトライアル用として開発された訳ではないですからね。
しかし、ブレーキパッドを変更するだけで、まったくの別物にかわるのです。
シマノはリーズナブル価格ですし。一度試してみる価値はあるかと思いますよ。
SHIMANO BL-M315×BR-M315ディスクブレーキ セット
九州熊本バイシクルトライアルショップ
IKKEI BIKE WORKS
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