OZONYS CURVE20 V8+CARBON バイシクルトライアル

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OZONYS CURVE20 V8+CARBON 

コンプリートバイクは単品で組んでいくことを考えれば随分お得な車輌となっています。
フラッグシップモデルとなれば完成車価格は30~40万円程。
ただ同じ使用パーツで単品で組んでいくと最低でも10~15万程は跳ね上がります。
ただ、コンプリートバイクというはどんな人が組んでいるのかは正直分かりません。
流れ作業なのか、自転車全般に無知な人なのか、ホントの職人なのかは分かりません。
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例えば上記の画像をみるとバルブ口のところにスポークが交差しています。
一般的なフロアポンプだと空気入れすら困難です。
このバイクに関しては前後輪共にこの組み方で送られてきました。
無知の方ならば全く気にならないというか、空気が入れ辛いなぐらいかもしれませんが、
普通に考えればあり得ないですね。
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このBONZのリムはトライアルでは結構珍しい穴があいてないタイプのリムになりますが、
リムテープがただのビニールテープを1~2周巻いてあるだけのもになります。
これではすぐに穴もあきますし、パンクの原因にもなりますね。
またのり面を直接リムに貼ってあるので、真夏にはベタベタになり砂利やゴミが付着しこれもパンクの原因になるはずです。
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見て下さい。このチェーンのピンは奥まで入らずプレートが浮いてますよね。
トライアルのような瞬発的な動きだとすぐに切れてしまいます。
当然、駆動も悪いでしょうね。
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この画像は元々フェイシングされていた画像ですが、左側の面にバリみたいなものがでてるはお解り頂けるでしょうか。
爪先で触ると引っかかります。
たったこれぐらいと思うかもしれませんが、フェイシングって面が綺麗にでてフェイシングだと思います。
おうとつがあってフェイシングはなんの意味もありません。
あと、トライアルメーカーのブレーキ台座は大半がズレてるような気がします。(今まで販売してきた統計で)
ブレーキパットがローターに接触してませんか?ホイールを回転させるとすぐに止まったりしませんか?
出来るだけの修正を施し、接触しないように随分の時間をかけて行いますがそれでも多少の接触は目をつぶるしかありません。

当店では上記のような問題、難題としっかり向き合い少しでもより良くなるよう改善し、そしてお客様との信頼関係を築いています。
フラッグシップモデルはフラッグシップモデルではないとダメなんです。
ミドルシップはフラッグシップに近づけるようなモデルに仕上げたいのです。
あとはオーナー様とバイクの信頼関係です。

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OZONYS CURVE20 V8+CARBON フラッグシップモデル
如何でしょうか。このたたづまい。

フラッグシップモデルに乗ったから上手くなるとかそんなことはないのですが、モチベーションUPには
きっとなると思います。
上手くなりたいという欲は誰にでもあると思ます。
それは十人十色で「弘法筆を選ばず」という考えの方もおられれば、お金をかけて収得する方もおられます。
ただ言えるのは良いバイクは良い。これは長年の経験から言えるものです。
上手くは伝えれませんが、やはりトップクラスの選手達がテストテストして如何に乗りやすく出来るかを日々考慮されたものが
カタチになり市場に出てくるのです。

これからのトライアルバイクはどう変化していくのかという楽しみと、自分のライディングがどこまで対応出来るのか
全てひっくるめてやはり人生楽しみたいですよね。